合宿免許に参加すれば2週間で卒業できるのは魅力的ですが、その短期間で2ヶ月で覚える内容を詰め込む形となります。
本当に自動車や運転が好きであれば乗り切ることもできるかも知れませんが、中途半端な気持ちで参加する人の中には心が折れてしまうこともあります。
この記事のポイント
合宿免許がどうしても合わなくて辞めたい！と思うのはどんなときでしょうか？
辞めてしまうとどうなるか？
辞めたいと思う原因
についてお話します。自宅を離れた慣れない環境での生活は、思いがけないストレスが重なることも。
無理して合宿を続ける必要はないので、気持ちの負担が減る助けになればいいかと思いましたのでご紹介します。
合宿免許を中退するとどうなるの？退学したときの気になる疑問を紹介
合宿免許を途中でやめてしまった場合、どうなるのか不安ですよね？
免許より優先度の高い予定が入ってしまったり、免許合宿が合わずに辞めたいと思うこともあるでしょう。
辞めざるを得ないときに思う、気になる疑問を2つご紹介します。
途中で辞めた場合は返金はあるの？一部の返金はある
途中で免許合宿を辞めた場合、一部の料金は返金されるのでご安心ください。
返金対象
- 返金されるものとして
- 未受講分の学科・技能教習分の料金
- 修了検定・卒業検定の料金
- 仮免許証の発行料金
になりますので、教習の進行状況として早い段階であるほど、返金額が上がります。
未受講分の教習料金、検定料金、事務手数料が返金対象と考えておきましょう。
仮免許を取得していたら有効なの？期限内であれば他の教習所でも有効活用
仮免許を取得してから合宿免許を辞める場合は、取得した仮免許はどうなるのでしょうか？
実は仮免許には6ヶ月の有効期限があり、期限内であれば別の教習所でも有効です。
もし合宿免許を辞めて、少し落ち着いてから再開を考えているのであれば、仮免許の期限に注意しておきましょう。
再度、教習所に入校するときは卒業予定日から逆算して学科・技能教習が終わらせられるか考えて、余裕をもって再開しましょう。
仮免許の期限は6ヶ月になるので、切れてしまったら無効となり再取得の必要がありますよ！
合宿免許を途中でやめたいときは？悩みの原因を3つに分類
合宿免許を途中で辞めたいと考えてしまう人は少なからずいますが、その理由は様々です。
僕が調べてみたところ、辞めたいと思う方の悩みは
合宿を辞めたい悩み
- グループ参加して、自分だけ上手くいかない絶望感
- 運転が上手くいかないことで自分を責めてしまい、更に空回りして失敗してしまう
- 教官に怒られたことで精神的に耐えられずに、体調を崩してしまった
- 生活環境の変化に馴染めない
- 一人で寂しい生活が続くことの不安
といったものがありました。ほんの一部をご紹介しましたが、悩みは人それぞれで数えきれないほどあるはずです。
これらの悩みを大きく3つに分けると、皆さんの考えている悩みの原因が見えてくるのではないでしょうか？
皆さんが感じている合宿免許の悩みを見てみると理由の大小の違いはありますが、辞めたいと思うのはあなた一人ではないですよ。
技能教習で運転が上手くいかない
女性
学科はなんとかなるけど技能が上手くいかず、予習や復習をしても、新しい事に追いつけずに教官から怒られたり溜息をされます。
安全確認の手順が守れなかったり、確認の抜けで焦ってしまい、余計に上手くいきませんでした。
男性
教えられたことが全くできずに、情けなくなって心がボロボロになりました。
同時に複数の操作が苦手で、視点も近くを見てしまう。
教官に怒られることが怖い
男性
毎日運転のミスで怒られることが続き、ストレスと緊張で技能前にトイレで吐いてしまう。
女性
クランクで柵と接触し、S字で脱輪。焦りと悔しさから号泣してしまい教官を怒らせてしまった。
男性
教官から指摘、ため息の連発。他の教習車に急ブレーキを踏ませてしまい、教習所全体に迷惑をかけてしまいました。
一人でいることの不安
女性
家とは環境が全く違うため、家のことを思い出すと涙が出てしまい、帰りたいと思ってしまいます。
合宿免許から通学免許に変更が可能？転校することは可能
合宿免許がどうしても合わなくて辞めたい方は、地元の教習所に転校することもできます。
指定教習所の話になりますが転校の制度があるため、教習内容を引き継いで別の教習所に通うことができますよ。
また、通学免許で通っている教習所から、引っ越しや仕事の都合で教習所に通えなくなってしまっても別の教習所に通うことが可能だったりします。
ただし、教習所に通学している人が教習内容を引き継いで、合宿免許に参加することはできないようですね。
転校するときの注意点としては、
転校するデメリット
- 費用が更にかかる
- 教習で使用していた自動車が違う
- 教習所のコースが違う
などがあります。運転に慣れていない段階なので、自動車や教習所のコースが変わることで困ることもあることでしょう。
そのため転校は気軽にできるものではないため、最終手段として良く検討した方が良いですね。
可能であれば、卒業まで頑張った方が良さそうです。
合宿免許で強制退学もあるの？自主退学と違い厳しい罰則
合宿免許では自主退学の他にも強制退学させられることもあります。
自主退学と違って、強制退学の場合は返金処置はありません。
ローンを組んで免許合宿に参加して強制退校した場合であっても、免許を取得していない状態でもローンは支払う必要があります。
ですが合宿先のルールをしっかりと守ってさえいれば、強制退学させられることはありませんのでご安心を。
ルールは合宿先によって違いますが、こんなものがあります。
強制退校の原因
- 他人の部屋に入らない、他人を部屋に入れない
- 近隣住民や合宿先、教習所に迷惑をかけない
- 未成年の飲酒や喫煙
- 教習に関係ないもので遊んだり、他の人に迷惑をかけるような大騒ぎが続く場合
- 無断外泊しない
どれも集団生活をする上で、当たり前のものばかりですが守れないと強制退校することになります。
合宿免許を途中で辞めたときのまとめ
教習所に通学することとは違い、合宿免許は短期間で2，3ヶ月分の内容を詰め込むことになります。
免許を取得する理由や目的が明確であったり、車が好きでやる気がある人であれば問題あまりないでしょう。
ですが何となく合宿免許に参加している人は、運転が上手くいかない、教官に怒られる、1人で相談できないといったストレスに耐えられない人は多いです。
無理して続けて体調を崩してしまうくらいであれば、途中で退校してしまうのも1つの手段です。
また、仮免許取得までを自分の中でのゴールとして合宿免許を退校してしまい、地元の教習所に転校することもありかも知れませんね。
